ブラジルの鶏肉が危ない?食べた人も多数

鶏肉

ブラジルの鶏肉が危ない?

2017.3.21、 ブラジルの【サンパウロ時事】から衝撃的なニュースが発信されました。

ブラジルの食肉加工会社が、衛生基準を満たさない食肉などを国内外に販売していた疑惑をめぐり、日本政府は21日、捜査対象となっている21施設から出荷された鶏肉などの輸入を一時停止すると発表しました。(時事通信)

ブラジル人はブラジルの鶏肉を食べないって本当?

実は、かなり以前から、ブラジルの鶏肉は、日本に住んでいるブラジル人は絶対に食べない、と噂されていました。
ブラジル人がしていた噂の内容は、
「ブラジルから出荷するときの衛生基準がかなり適当で不衛生だから、僕たちブラジル人は絶対に食べない。あんな肉を食べるのは日本人くらいだ」
とのこと。
噂自体は、あくまで噂の域で、本当かどうかはまったくわかりません。
これらの噂に対して、技術科学的根拠が無いと、駐日ブラジル大使館がHP上で注意喚起を行いました。

スーパーでたくさん売られている格安ブラジル鶏肉

実際スーパーへ行くと、かなりの格安でブラジルの鶏肉が売られています。
国産の鶏肉と比べると、半額以上値段が違います。

実際に比べて見ましょう。

こちらは鹿児島産の鶏モモ肉500g、810円です。

そして↓こちらは、ブラジル産の鶏モモ肉、2kgでなんと898円です。

倍どころか、4倍も安いですね。

どうしてブラジル鶏が危険なの?

ではどうして、今回こんなにブラジル産の鶏肉が問題になっているのでしょうか。

サンパウロ時事通信によると、ブラジルの食肉加工会社が検査官に賄賂を払い、衛生基準を満たさない食肉などを国内外に販売していた疑惑をめぐり、同国政府は20日、警察の捜査対象となった21社に対し、食肉の一時輸出禁止を命じたと発表した。ブラジル産食肉の輸入を停止する国が相次ぐ中、事態の沈静化を図るのが目的とみられる。
地元メディアによると、食肉不正疑惑が浮上して以降、中国とチリがブラジル産のすべての食肉製品の輸入を一時停止したほか、欧州連合(EU)や韓国は捜査対象企業からの輸入を停止した。
マッジ農相は20日の記者会見で、ブラジル産食肉の本格的な輸入禁止が各国で実施された場合、「解除に数年を要する可能性があり、大惨事となりかねない」と強い懸念を表明。疑惑の解明を急ぐとともに、本格的禁輸措置の回避に全力を挙げる考えを示した。
ブラジルは世界最大の食肉輸出国で、日本を含む約150カ国と取引している。(時事コムより引用

つまり、ブラジルの鶏肉会社が、輸出検査官にわいろを払っていて、衛生基準を満たさない食肉を海外へ輸出していた、という疑いがあると言うことですね。

これは10年近く前から噂されており、
実際に、アメリカでは、すでに2000年にはブラジルの肉を「抗生物質と成長ホルモンの化学物質で汚染されている」として輸入禁止していました。
そもそも、食肉の鶏などに、成長ホルモンを与えることは、ブラジルでは禁止されています。
一方で、病気の予防のための抗生物質は投与することが認められています。

日本ではどうでしょうか。
日本では、ホルモン剤の投与は禁止されています。家畜の治療にだけ使用されるのみです。

では、家畜に使用する抗生物質はどうでしょうか。
農林水産省のHPによると、抗生物質は認められているものの、使用に関しては慎重に行うようう促しています。
特に鳥に与えられる抗生物質に関しては、

鶏用フルオロキノロン剤の慎重使用のより一層の徹底
慎重使用に関する基本的な考え方を踏まえつつ、鶏用フルオロキノロン剤
を使用する際には、慎重使用の
より一層の徹底を図ることとし、以下の取組
について、特に徹底すること。
(1)第一次選択薬が無効の場合にのみ、鶏用フルオロキノロン剤の使用を
検討すること
(2)治療対象となる細菌の薬剤感受性試験を行い、鶏用フルオロキノロン
剤に対する感受性を確認すること
(3)承認された用法・用量や効能・効果に基づき、必要最小限の期間の投
与とすること
(4)投与後一定期間内に治療効果を判定し、効果が見られない場合には、
獣医師の判断により使用する薬剤を変更すること
農林水産省HPより引用

といった、慎重使用を行っています。

ブラジルの鶏肉を食べていた人はどうする?

これまで、ブラジルの鶏肉は格安だったので(100g40円程度でした)、購入して食べていた方も多いのではないでしょうか。
実際私も、20年前くらいには良く食べていました。
でも、水炊きなど、鶏肉の味をシッカリ味わって食べるときに、変な臭み、ぼやっとした嫌なにおいがすることに気づき、以来食べないようにしてきました。
とはいえ、かなり長い年月にわたって、日本のスーパーにはブラジル産鶏肉が販売されてきました。
20年近く、週に1度は食べてきた、と言う人にとっては、今回のニュースは衝撃的だったのではないでしょうか。
現在は、
「別途通知があるまで、輸入手続きを保留する」としており、輸入再開時期は未定。」
と日本政府は現在(2017.3.21)時点で発表しています。

ブラジルでは、ブラジル捜査当局が、2017.3.17、ブラジル国内の食肉加工会社70社以上を、衛生管理基準に違反した疑いで一斉に家宅捜索した、とあります。

これは衛生検査で組織的な不正が行われていた可能性があるということで、それを受けた日本政府の措置となりました。

今後鶏肉を食べるときは、価格や部位だけではなく、産地はどこなのか、もチェックすると良いでしょう。

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